夏に伊勢の朝熊岳金剛證寺へ行ってきました。
伊勢旅行をすることになり、なんかめぼしい所はなかろうかとネットで探していたところ、なんとなく開いた朝熊岳金剛證寺のHPに発見した
おちんこ地蔵の文字。
おちんこ地蔵とは一体?
というかなんで「お」つけたん??お上品ですね??
おちんこ地蔵が何なのかはよく判らんけど、行くしかないことには違いなかったので迷わず行程に組み込みました。
山道をグネグネして朝熊岳金剛證寺がある山頂に到着。
さあおちんこ地蔵はどこかいなーーーーとおちんこ地蔵探しに本気を出そうと思った矢先、
看板をすぐに発見。全く出し惜しみしていないおちんこ地蔵である。
その先に現れた目的のおちんこ地蔵がコチラ。
意外と小さく、そもそもそんなにおちんこ感はないような・・・。
手前の小さい地蔵の方がおちんこ感強いですね。おちんこ感って何だろうね。
おちんこ地蔵を見終わった後は、境内へと進んでいく。
境内は非常に美しく、まるで桃源郷のよう!
おちんこ目当てで来たので、こんな素敵な場所が現れるとは思っていませんでした。
境内には「福丑」なる珍しい牛の像が。
頭の上に福の神と言われている大黒様を乗せているとのこと。なんて可愛いらしいのかしら!!
更に奥に進み、竜宮門を潜って奥之院へと足を踏み入れると・・・
無数の卒塔婆の群れが現れた!!
ずらずらずら~~~っと卒塔婆が取り囲んでおります。
こんな大きな卒塔婆を大量に見たのはもちろん初めてなので、すごく圧倒されました。
ところで、ひとつひとつの卒塔婆を見ていると「捕獲魚類一切供養塔」という卒塔婆が結構あることに気づいた。
つまり主に漁師さんや漁師町が、獲った魚に対して感謝の気持ちを持って供養したもの。戒名の刻まれた卒塔婆の中に混じって魚類の供養塔が立っているのはなんだか面白く感じた。
この金剛證寺での魚類供養は1970年頃から始まったものでまだまだ伝統ある文化とは言えないが、このまま続いていけば立派な文化として確立していくでしょうな。
なんかおちんこ地蔵目当てで行ったのに他にも色々盛りだくさんで楽しい寺参りになりました。
ここは「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭の一節にも唄われ、お伊勢参りするときは金剛證寺にも参詣するのがお決まりだったんだって。
遷宮で最近ノリにノってる伊勢神宮だけど、伊勢参りの際には金剛證寺に行くことを絶対!にオススメします!!
(2013年9月訪問)
[金剛證寺]
珍度:80%
オススメ度:90%
公式サイト
〒516-0021 三重県伊勢市朝熊町548
駐車場有り
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