素敵な愛媛旅行の思い出は、全てここにかき消されました。
飾ってあったカブトガニ雛(笑)
この日はマイントピア別子でマチュピチュを観ることができず、そのあと行った萩生寺も寺の人が不在で入れず・・・。
残念なアクシデントが続き、最終日だというのに時間が余ってしまうという展開になってしまったのである。
仕方がないので急遽この辺で面白そうな所はないものかと調べたところ、西条市立東予郷土館に「カブトガニ飼育室」なるものがあるということが判明。
カブトガニってなんとな~くの「生きた化石」「天然記念物」っていうイメージしかないんだけど、生きているカブトガニが見られるって貴重じゃないのか??と思い、ここへ行くことに決めた。
西条市立東予郷土館はかなり小さな資料館で、その一角にカブトガニの飼育室があるという。
まずはこの資料室でカブトガニの生態などを学んだ・・・のだが、
わたしはこの時点で気づいてしまった。
カブトガニが想像以上にキモチワルイということに。
(気持ち悪いので、いつもより小さな画像でお届けしております。)
わたしは大の虫嫌いである。万人がそうだと思って疑っていないが、当然ゴキブリの類は嫌悪の対象である。
ここに来る前まではカブトガニ=化石のイメージしかなく、表面もツルツルしていてそんなにグロテスクな生き物だと思ってはいなかったのだが、
この、う、裏面が!!キモイ!!!キモ過ぎる!!!!!ただのゴキブリ!!!!
モザイク処理なしでは自分のブログなんかに上げられない!!!
襲い来る吐き気を我慢しながらわたしがこの画像を加工しているということを忘れないでいただきたい。この記事はわたしの血と涙の結晶である。
展示されていた中で一番オソロシイ写真がこれ。
日中ガブトガニ学術交流座談会で食されたカブトガニ料理の写真である。
食うんじゃねえよ!!!!
こちらも勿論モザイク処理でお送りします。嗚呼、気持ち悪い。
裏面も気持ち悪いし、食べられてるのも気持ち悪いし、卵も気持ち悪いし、色も気持ち悪いし・・・。
↑展示されていたカブトガニの殻
ナニコレ、なんでこんな気持ち悪い色なのこいつら。何色だよコレ。
一度気持ち悪さに気づいたらもう無理だ。気持ち悪さが止まらない。
いや、逆に何故今まで気づいていなかったのか不思議である。「生きた化石」というふれこみの意識への刷り込みはスゴイものだ。化石は気持ち悪いものではないから、全くそういう目で見ていなかったのだろう。
これからは「生きた化石」などという洒落た通り名はやめて、「灰色の巨大海ゴキブリ」とかにしよう。これなら誤解を招くこともない。
そしてもう充分グロッキー状態になったところで、ここからホンモノのカブトガニを見に行かなければならないのである。
もはやカブトガニへの興味など尽きて早くここから立ち去りたい気持ちでいっぱいだったが、ここまで来たからには飼育室へ向かわなければ・・・と顔面蒼白で飼育室へと向かった。
資料室の入り口にいたカブトガニのゆるキャラ・カブちゃんもよく見たらゴキブリでしかないことに今更気づく。
ゴキブリとほぼ変わらないくせに、数が少ないってだけで優遇されていいよなお前は。(止まらないカブトガニへの憎しみ)
外に出ると、なんだか寂しげな飼育室がポツンとあった。
温室のようになっているのだろうか?
まあとりあえずイヤだけど入ってみよう・・・と、足を踏み入れた刹那
クッッッッサ!!!!!!!!
おええええええええクッッッッッッッサ ! ! ! ! ! ! !!!
かつて嗅いだことのない異臭が脳天を貫き、わたしは銃撃を受けたかのような勢いで外へと飛び出した。何なんだこの臭いは!!!!!!!
動物の臭いでもないし、何かが腐ったような臭いでもない。人生で嗅いだことのない臭いである。
この地獄の底のような臭い、これこそがカブトガニの臭いなのだ・・・!!!!!!
恐るべしカブトガニ、こいつに死角はないのか・・・。
しかしながら折角飼育室に入ったというのに一瞬で飛び出てきてしまったから、勿論写真は撮れなかった。くそう・・・このデスルームへもう一度足を踏み入れなければならないなんて・・・。
鼻と口を完全封鎖し、可能な限りの高速移動でカブトガニへ近づき、光の速さで激写した。
わたしが命がけで撮影した写真がこれである。
そう、お気づきだろうか・・・・・・
資料室に展示してあったカブトガニの殻と何も変わらないということに!!!
生きていようが死んでいようがその見た目は全く変わらない。
必死の突撃もほぼ無意味だったということか。人生をカブトガニにもてあそばれている気がしてならない。
こうして苦しみの約30分は終わった。残ったのはカブトガニへのトラウマだけである。
必死にカブトガニの保護活動を行っている西条市には申し訳ないが、わたしとしては絶滅してくれても一向に構わないぞ!
しかしながら今回の愛媛旅行はずっと行きたいと思っていた巨大珍寺・石手寺(まだ記事は書いていないが)や耕三寺などを巡り、わたしの好きな神様・スクナビコナに縁深い道後温泉を楽しみ、美味しい食事とミカンを堪能して実に素晴らしい旅であったというのに、最後の最後にこの仕打ち!!!!
素敵な旅行なんかに現を抜かすんじゃねえよいう珍スポの神からのお告げなのだろうか。正直、旅行の全てがカブトガニのお膳立てだったような気すらしてきますわ。
お陰で立派な珍スポ旅行になりましたありがとうございました。カブトガニ関係の方はこの記事を見ても「世の中にはこんな人もいるんだな」くらいに思っていただければ幸いであります。
あ、ちなみに死んでも行きたくないけど、山口県にもカブトガニ博物館があるらしいよ。
(2014年3月)
[西条市立東予郷土館]
珍度:70%
オススメ度:ゲテモノ好きな人にはオススメです。
公式HP
開館時間:9:00-18:00
定休日:月曜日
駐車場有り
コメント
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たしかカブトガニ自体は天然記念物じゃないはず