実に8年ぶりに、群馬が誇る超一級珍スポ・三日月村へ足を運んできました!!
注)廃墟ではないです、三日月村です
突然ですが、実はわたくし中高6年間はエスカレーター式の私立学校に通っていたのでございます。
そしてさすがは私立なだけあって、我が校の修学旅行はヒジョーに派手でございました。
中学の修学旅行ではオーストラリアへ渡航。
シドニーとメルボルンを巡る一週間くらいの旅でございました。
しかし当時友達がおらず協調性もないわたしは(アッ、今も友達いなかった)特に大した思い出も残すことなく帰国。
覚えているのは茹でたジャガイモにサワークリームとスイートチリソースをかけたやつがうまかったということと、アボリジニが描いた絵皿を何枚も一人で買っていたことと、オーストラリアに全く関係ないエジプトの歴史を記した豪華本を買ったことくらいである。
おい、憐れんだ目でこちらを見るな!!
時は流れ二年後、高校の修学旅行の季節が訪れた。
アメリカはオーストラリアより治安が悪いということで、学校側から「必ずグループ行動をすること」という恐怖の令が発行された。アメリカの治安より恐ろしい命令である。
しかもそのグループごとで幾つかのリストの中から行きたい場所を選ぶという酷く鬼畜なルールまで付随していたのであった。もはや鬼の所業としか思えぬ。
このような珍妙なブログを見ている方々はきっと多くがそうであろうが(巻き込み事故)、我々孤独族が「グループ行動」なるものをいかに嫌っているかなど今更言うまでもないであろう!
わたしが行きたい場所に皆が賛同するだろうか、いや賛同しない。
皆が行きたい場所に行って楽しいだろうか、いや楽しくない。
そもそもわたしの入るグループなど存在するだろうか、いや存在しない。
ウ、ウワアアアアアアアアア(白目絶叫)
まぁ落ち着いて考えてみたところでオーストラリアが格別楽しかった思い出もないし、それにまた大金積むのもなあ・・・としみじみ感じ、結果わたしは当然のように「修学旅行辞退」という手段を取ることにしたのであった^^
担任やクラスメイトにドン引きされながらの修学旅行ボイコットである。
だが何を隠そうわたしは小学校でも修学旅行をボイコットした前科持ちだったので、手慣れたものなのであった。(ドヤ顔)
本来なんらかの事情があって修学旅行に行かない場合はその期間学校へ自習しに行かなければならないのであるが、勿論わたしはそんなことができる優等生ではない。というかそもそもそんなことが出来る奴は修学旅行をボイコットしたりはしない。
いやーしかし一週間もやることねーのかーヒマダナー。
ということでわたしは「修学旅行in群馬」を開催することを決意。
岩宿遺跡、群馬県立博物館、甘楽郡歴史民俗資料館など意外と今まで行ったことのなかったスポットを重点的に攻めたのだが、その中でもダントツの存在感を見せつけたのがここ「三日月村」だったのであった・・・!
つまりわたしにとって三日月村は修学旅行で行った思い出の地であり、人生初のテーマパーク系珍スポなのである。
心の故郷・三日月村!!!
そしてこの度、その思い出の地に再び足を運んだのでございました。
まず「三日月村ってどんなとこやねん」とお思いでしょうが、雰囲気としては「過疎化が進み廃墟も増えて縮小化した日光江戸村」的なものを想像していただければ差支えない。(悪口じゃないよ)
まず日本国の通貨は三日月村では使えないので、三日月村のお金に換金します。
一応ここは「あっしには関わりのねえことでござんす」でお馴染みの木枯らし紋次郎がメインとなっているテーマパーク(?) なのだが、正直木枯らし紋次郎にはあまり興味もないし前回も見たのでスルー。
皆様にお伝えしたいここの本当のメインは、三つのアトラクションなのである!!驚け!!!三つしかないのだ!!
まず一つ目は「絡繰屋敷(からくりやしき)」。
残念ながらここは写真に撮ったらからくりのタネがばれてしまうということで写真撮影禁止。
案内役のおば様に連れられどこが開くのか探りながら次の部屋へ進んでいくのはめちゃくちゃ楽しい!やってるうちに慣れてきて忍者になれるような気になってきます。意外とクオリティ高いのが素敵!
続いては「不可思議土蔵」。
ごらんください。
この不可思議土蔵に入ると、誰もがマイケルジャクソンのようになれるのです!
爽やかな顔をしているわたくしですが、実はこの部屋に入るとクラックラして立っているのがやっとなのである。
「建物自体が斜めに建ってるだけでしょ~~~」とお思いになるかも知れないが、この不可思議土蔵は本当に不可思議で、視覚的には全く斜めに建っているようには見えないのだ。
さすが三日月村!そんじょそこらの斜め建築とは違うぜ!!!
部屋の中に斜めに設置された棒の上にボールを転がすと、ボールが勝手に上に上っていくという不思議な現象も楽しめる。ボールが上ってくってどんだけ斜めに建ってるんざましょ?
最後のアトラクションは「怪異現洞」。
いかにも素敵なニオイがぷんぷんしてくるこの洞窟…。
入るとなかなか精巧な作り!
なんだか記憶にないな~と思っていたら、どうやら前回は入らなかった模様。なぜだろう…。でもおかげで今回新鮮な気持ちで臨めたからラッキーだった。
進んでいくと、いろんなところが電動仕掛けで動いて次の部屋に行けるのである。気分はインディージョーンズ!
ネタバレしないようにそこは隠しておきますわね。
天井からは滝も流れてたりして、思っていたより手が込んでる!!(だが天井がトタンなのは三日月村クオリティ)
そのうちドンドコドンドコという謎の音楽が聞こえ始め…
なんだなんだ?と言いながら到着すると・・・!
謎の赤黒いエリアでした。
え?このエリアの意味?そんなもん、あるわけねーだろ!!!!考えるな、五感で感じろ!!
そして最後のシメ的な広場に登場したのは…
うわっ…。
THE・布製。
広間に仰々しくこれが置かれている破壊力といったらない。
大黒の右手には何かてるてる坊主的なものが握られているのだが、大黒自身もなんだかてるてる坊主を髣髴とさせるものがあるからであろうか…
というか大黒が背負ってる布袋、背中にくっ付いているようだがこれいかに??
とまあこんな具合で、やはり期待を裏切らない面白さであった。
あと園内に点在する茶屋では群馬県民の大好物・焼きまんじゅうを食べました。焼きまんじゅう自体がそもそもおいしい食べ物なのだが、ここのはかなりおいしかったので他県の方には特に食べていただきたい!!!
思い出の地なので若干の依怙贔屓はしているとはいえ、やっぱり好きだわー三日月村。
(訪問日:2013年4月)
[三日月村]
珍度:90%
おすすめ度:90%
公式サイト
住所:群馬県太田市薮塚町3320
電話:0277-48-5321
定休日:金曜日
営業時間:9:30-16:00
入園料+アトラクション:1575円
駐車場有
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