マレーシア珍紀行最後の地は、KLのチョウキット市場だよ!
マレーシアに行くと騒いでいたところ、DEEP案内シリーズの逢阪さんがお勧めしてくれた「チョウキット市場」。
逢阪さんからいただいた市場の写真は、並べられた牛の頭やら大量の血まみれの蛙(食用)やらでまさに超・ディープ!!
しかもネットで調べてみたところ、超治安悪いだの観光客が行くところではないだのといった不安な情報がワンサカ…俄然行きたくなったので、行って参りました!
チョウキットは大都市クアラルンプールのほぼ中心地にも関わらず、なぜかローカル色のやたらと濃いエリア。
街全体が汚い仕様である。
チョウキット市場は駅のすぐそばにあります。
治安悪いし観光客珍しいし、ましてや女三人組だからこれは本気で気を付けなければ…と身構えたのだが、
治安悪いって、どこが?と言いたくなるほどみんなフレンドリー!
果物屋の兄ちゃんたちが、こぞって果物を試食させてくれた。
無論海外のローカルな市場だから身の安全には気を付けるべきなのだが、思っていたのと全然違ったので少し拍子抜け。
しかし今回の目標はあくまで牛の頭&血まみれ蛙量り売りなので、とりあえず奥へと進んでみる。
だが、市場の奥はこんな感じ。
も、もしやもうすっかり店じまいか…?
我々が訪れたのは午後三時頃だったのだが、もしかしたら市場は午前中に行くべき場所だったのかも知れないorz
とにかく真っ暗だし人もいないし、猫が残飯を食べている姿しか見つけられなかった。
きったないけど可愛いな。
しかし諦めきれず真っ暗な市場を彷徨っていると、現地の人がこっちだこっちだと何処かへ案内してくれた。
言われるがまま案内されたのは、市場の裏側のような場所。
地面はなんか血溜まりを水で流したような感じになっており、とにかく汚い。日本で受ける一年分の汚れを凝縮したレベルで汚い。更に動物の肉片らしきものもあちこちに飛び散っており、壮絶。
そして、汚れに輪をかけて悪臭が酷い。日本で嗅ぐことは難しいであろう、ゴミと生肉のハイブリッドスメルである。あまりの悪臭に吐きかける友人たち。こんなところへ連れてきてすまん。
しかも現地の青年たちが一緒に写真を撮ろうと言ってきて、とりあえず呼吸を止めたまま鬼の形相でさっさと写真を撮った。汚い背景+鬼という酷い写真をマレーシア人の手元に残すことになってしまった。
汚さと臭さで半狂乱になっていたので、無論ここの写真はない。
とりあえずこんなところにはいられないと急いで立ち去ろうとすると、まだ営業していた肉屋の鶏が今まさに鶏肉になろうとしている場面が横目に見えた・・・。ひ、ひええええええ~~
大通りにとりあえず避難すると、再び活気ある市場が現れた。
なんだ、こっち側は営業していたんじゃないかと心の平穏を取り戻しつつ歩いていると、
牛の首、発見!!!
もしかして、最初から行くべきはこっち側だったのでは??
結局血まみれ蛙は見つけられなかったけど、とにかくディープなスポットだと言うことは身を以て味わったわ・・・
ちなみに、牛の生首はどうやら客寄せの展示物であるらしく新鮮なものではありませんでした。
市場を堪能したあとは、すぐ側の住宅地(?)へ行ってみる。
既に申し上げたようにこのチョウキット市場の近くは全体的に汚い仕様となっており、民家もここがクアラルンプールだとは決して思えないような外観。
人様の家を取り上げて超失礼だけど、衝撃的な汚さである。
ゴミ多すぎだし、家も増築しまくっているのかよく解らない構造だ。
この階段、どうなってるんです???
すぐ後ろには綺麗なアパートも見えるのだが。
と、写真を撮りまくっていたら住人が窓から現れたので、これはヤバイか?怒られるか?やめたほうがいいか?などと一瞬ひるんで手を止めたのだが、
めっちゃ笑顔!
しかもポーズまで取ってくれた。どう見ても貧乏なのに、心豊かすぎる。
身体もツヤツヤで歯も綺麗だし、マハラジャが庶民の暮らしを知るために身分を隠して住んでいるのでは?と疑った。(暴れん坊将軍的な)
汚い市場と民家、そして陽気なマレーシア人と、マレーシアの魅力が凝縮したチョウキットはとても楽しかったであります。
これにてマレーシア珍紀行2014はおしまい。
今まで行った国の中で一番好きかもしれないくらい愉快な国であった。
旅の行程などはコチラに書きましたので併せてお読みくだされ。
[チョウキット]
珍度:60%
オススメ度:70%
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