このおじさん的不思議動物の名前は、白澤といいます。
白澤は古代中国に生まれた聖獣で、病魔から身を守ってくれると信じられていたそうな。
白澤ちゃんがメインキャラクターを務めるここ「内藤記念くすり博物館」は、あのエーザイさんが作った薬と医療の博物館!
なんと入場料無料で、死ぬほど楽しめますぞ!!
中には大量の古典的な薬の展示が。
乾燥ヤモリ、蝉の抜け殻、オットセイの陰茎・・・などなど、
病気でも絶対飲みたくNEEEEEEといった感じのお薬がたくさん!
猿の頭の黒焼きなんて、完全にインディージョーンズの世界。
でもオットセイの陰茎よりは猿の頭の方がいける・・・かなぁ・・・
多分くすり博物館の展示物総選挙をしたら絶対センターを獲れると思うのがこちらの経絡人形ちゃん。
す、すてき・・・・・・!!
一度見たら忘れないこのインパクト。
色白タイプの経絡人形さんも。
こういうおじさん、いるよね。ニーハオ。
蘭学のコーナーには腑分けの絵が展示してあってグ、グロオ・・・^^
こちらは母乳が出るように祈った絵馬。
乳の勢いはんぱねえ!!
杯へのコントロール力、素晴らしいですね!
昔の人は病気の原因を「虫」のせいだと思っていたんだって。
その「虫」の一覧図。
全部ポップなんだけど特にこの
癪の虫
が、可愛すぎる!!!
癪って腹痛のことなのに、なんだこのクリオネチックなゆるキャラは。
サンリオあたりからグッズが発売されたら買いたいくらいです。
私が行ったとき(2012年2月)は「病まざるものなし」という企画展が開催されており、日本の歴史における疫病の流行についての展示がされていました。
これは「コレラ」の絵。
当時猛烈な脅威を奮ったコレラは原因不明の厄災として、虎の頭、オオカミの身体、狸の睾丸を持つ妖怪だと思われていたらしい。
日本でのコレラの古名「コロリ(虎狼狸)」への当て字ですな。
しかし、いくらなんでも金玉でかすぎじゃね・・・?
麻疹が流行ったときの麻疹擬人化も面白い!
左が麻疹軍、右が麻疹の流行によって損をした商売人たち。
「オマエラのせいで商売上がったりだーー!!」と麻疹に戦いを挑んでいる図らしいよ。
ちなみに、医者と薬は麻疹軍に所属。麻疹の流行で儲かったからですって。
お医者さん、ひでえ言われようですな。
常設展、企画展両方ともめちゃくちゃ面白くて大満足の「内藤くすり博物館」!
なんで無料なんだ!金取ってくれよ!!と思うほど素晴らしい博物館だった。
ちなみに企画展は年に一度のペースで替わるみたい。
そういえば、売店では白澤ちゃんのお守りストラップが売っています。
私も買って財布につけてたんだけど、去年の秋くらいにどこかへ旅立ってしまわれた・・・。病気にならないために、また買いに行かなければ!!
(訪問日:2012年2月)
[内藤記念くすり博物館]
珍度:80%
オススメ度:100%
公式サイト
住所:〒501-6195 岐阜県各務原市川島竹早町1
開館時間:9時-16時30分
休館日:月曜日、年末年始
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