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【岐阜】こ、こちらを見ている・・・!? 横蔵寺・妙心上人

本日は岐阜は両界山横蔵寺の即身仏・妙心上人をご紹介。

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(即身仏とはなんぞ?という方は真如海上人の記事をまずご覧くださいませ^o^)

真如海上人の記事で既に熱弁いたしましたが、中学生の時にそのご尊顔を拝して以来わたくしは「真如海上人担(ジャニーズ風)」「真如海上人推し(AKB風)」「真如海上人ペン(K-POP風)」だったわけですけれども、そのわたくしが

や、やばい!!浮気しちゃうかも・・・><!!!!

と初めて思ったのがこの妙心上人なのでございます。
妙心上人に会ったのは雪深い如月。

お寺に行くと早速こんな看板が。
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「ミイラ」。

実に簡潔。明瞭。

「上人様はミイラではなく即身仏なのです」と熱弁していた大日坊の和尚が見たら白目をむきそうな看板である。

そのぶっきらぼうな物言いに、最早清々しさすら覚えつつ舎利堂へ。

舎利堂に着くと、とっても簡素な堂内に妙心上人が安置されている。

おばちゃんがテープをかけてくれて上人様の生涯の話なんかを聴くんだけど、正直あんまり覚えていない。

だってそのときわたしは妙心上人のその素晴らしいお顔を見るのに必死だったのだから・・・!!!!

皆様にも妙心上人のお顔をお見せしたいところですが、例によってミイラ系珍スポットは撮影禁止!

でも先日UPした「大乗院の鬼のミイラ」の記事を書いた際、わたしは「ミイラのイラストを描く」という新しい技を手に入れたのであった。

ということで、今回も上人様のイラストを描きましたよ!^o^

ドンッ
yokokura.jpg
さて、よ~~く目元をご覧ください。

お判りになるだろうか????

そう、この妙心上人の素晴らしいところは、眼球が残っているということ!!!
黒目がしっかりと残っていて、下からのぞき込めば目と目が合うのでございます!(興奮)

眼球って本当に腐りやすくて多湿な日本ではただでさえ保存が難しいのに、こちらの妙心上人は安心安全の「無加工」保証つきですのでこれはほんとにすごい。スバラシイ。

こんな良い状態の即身仏を見られて、嬉しさの余り小躍りしそうなほどでした。

しかしここのお寺、商売気がないというかなんというか・・・ミイラグッズなんぞは全く販売しておらず、残念。

ミイラポストカードとか売ってくれれば買うのに!!

なんでもこの妙心上人の即身仏は学会などへの調査には一切出されておらず、学術調査的には謎が多いんだとか。

1815年頃に入定してから明治のはじめまでは村人の手によって祀られていたということなので、かなり信仰心の篤い即身仏なのかもしれませんな。

明治天皇もご覧になったそうです。もはや即身仏界のカリスマだな・・・。

ところで、描いていて初めて気づいたんですがどうやらこの即身仏ヌードですね・・・????

基本的に即身仏は衣を着ていて、真如海上人なんかは数年に一度衣を取り替える儀式があったりとなかなか仰々しいのに(しかも古い衣を細切れにしてお守りに封入して販売するというまるでアイドルなノリ)、まさかのヌード即身仏・・・!

首から輪袈裟をかけているので、今までヌードってことに気づきませんでしたわい。
輪袈裟だけってのがなんだか逆にセクシーな感じだと思います。(えっ思いますよね?)

とにかく本当にこの即身仏は一見の価値有りです。
ありがとう横蔵寺。ありがとう妙心上人!

(訪問日:2012年2月)

[両界山横蔵寺]
珍度:90%
オススメ度:100%
住所:岐阜県揖斐川町谷汲神原1160
電話:0585-55-2811

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コメント

  1. サーバイン より:

    フカザワさん、絵が上手い!
    幼稚園児の子に見せたら泣き出しそうなくらいです(笑)
    下半身のヌードはどうなってるんだろう……と思ってしまいました。

    そういえば、メキシコにミイラ博物館ってありますよね。
    遺体がミイラになりやすいメキシコならではの、亡くなった方々のミイラがずら~っと展示されているところ。
    行ってみたいんですが、先立つものがない……ちくしょぉ!

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