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【長野】ぐるぐる参拝 万治の石仏

岡本太郎氏が絶賛したことで有名な万治の石仏をご紹介。
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諏訪大社春宮のすぐ近くにあるこの万治の石仏は、私が紹介するまでもないであろうとってもメジャーな観光スポットです。

しかし岡本太郎氏が「こんな面白いものは見たことがない」と褒めたそのユニークな姿と、少し変わった参拝方法が特徴的なので紹介したいと思います。

この石仏が作られたのは1660年。
意外なことに、よくある「近年作られたオモシロ仏像」系ではないのだ。

解説板に書かれていた伝説によると・・・

諏訪大社春宮に石の大鳥居を造る際この石を材料にしようとノミを入れたところそこから血が流れ出したので、石工達はおそれをなして仕事を辞めたという。
その夜、石工が夢で上原山に良い石材があるというお告げを受け、実際にそこを訪れたところお告げの通り良い石材を見つけることができ鳥居は完成した。
石工達がこの石に阿弥陀如来を祀って記念として完成したのがこの万治の石仏であるという。

ちなみに、最初にノミを入れた傷口は現在も残っているという。

ん?
阿弥陀如来を彫り込むときには血は流れなかったのか??


という野暮な疑問はさておき、仏像というのはおおかた顔が命であるが、この石仏に関してはまさに身体が本体。

身体ありきで頭を乗っけたから、こんな面白いバランスの石仏になったのね。


そして、この万治の石仏の参拝方法にはルールがある。

①正面で一礼し、手を合わせて「よろずおさまりますように」と心で念じる。
②願い事を心の中で唱えながら、石仏の周りを時計回りに3周する。
③正面に戻り「よろずおさまりました」と唱えてから一礼する。

この参拝方法、実際に見るとかなりシュールである。

私が訪れたときも既に数組の大人達が無言で石仏の周りをぐるぐるしていた。
もちろん、私もぐるぐるしてみたよ!

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ぐるぐるしている図

名称未設定 9のコピー

ぐるぐるし終わった図

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深々と一礼している図

こんな感じで、参拝方法はとってもシュールです。

でもなんとなく面白いので、なんとなくオススメの万治の石仏。
諏訪大社参拝の折にはぜひ行ってみていただきたい。


(訪問日:2013年5月)


[万治の石仏]
珍度:60%
オススメ度:70%
〒393-0051 長野県諏訪郡下諏訪町社
駐車場有り

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