今日は大分県の鬼のミイラの訪問録でございます。
~鬼のイメージ画像~
大分県に現存する、唯一の鬼の全身ミイラをご存じですか??
大分県は宇佐市四日市に、座った状態でも140cmはある巨大な鬼のミイラが祀られているお寺「一鬼取十宝山大乗院(いっきしゅじゅっぽうさんだいじょういん)」があります。(お寺の名前カッコイーー!!)
この鬼のミイラ、妖怪系ミイラの中でもかなりの有名人(?)でテレビにも時々出てるんだけど、なんともおどろおどろしい因縁話がつきまとっているのだ・・・
なんでも、このミイラはもともと某名家に家宝として伝わっていたもので、その後さまざまな人の手を転々としたんだそう。
そして大正14年に大乗院の檀家であった辛島氏が約300万円で購入。しかし、ミイラを購入後に辛島氏は原因不明の病気に罹ってしまったらしい。
辛島氏は「鬼の祟りかも知れない・・・」と恐れ、大乗院の住職にミイラを引き取ってほしいと頼んだんだって。
そこで昭和4年から6年頃に大乗院にミイラが持ち込まれ、供養をしたところ、辛島氏の病はたちまち消えたそうな・・・
こんな逸話つきの鬼のミイラ、「死ぬまでに一度見たい!」と思っていたのですが、意外と若くして会うことに成功!
ちょっと見逃しそうになる入り口を入って階段を上ると開放された本堂があり、すぐに鬼のミイラに会うことができました。
その姿は想像以上に大きく、すごみがあって圧倒されたのです、が!
例によってミイラ系珍スポットは撮影禁止(涙)。
ということで、写真をお見せすることができない代わりに、わたくし鬼のミイラのイラストを描きました!
バイブルである「妖怪ミイラ完全FILE」に掲載されている写真を見ながら、模写をしたよ。
とくと見よ、これが鬼のミイラだ!!
ドンッ
こわっっ・・・・・・。
これ、我ながらすっごくリアルに模写できてるんだけど、なんか知らんが絵にした方がこわい!!!なんで!!!
実物は全然怖くないんだけどね。威厳は感じるけど、怖くはないです。祟られたくないので三度言いますが、怖くないです。
でもなんかコレほら、女子高生の間でケータイの待ち受けにするといいことあるよーとかいって流行ったりしそう・・・・・・なことはねーな・・・。
とにもかくにもこの鬼のミイラ、座った状態でも140cmあるんだからその迫力は想像いただけると思う。
とにかく顔がほんとに大きくて(悪口じゃないよ!!)、大・迫・力!
実はこのミイラは学術調査がなされていて、女性の骨と動物の骨を組み合わせて作られているものなんだって。
妖怪系ミイラが人工物なのは暗黙の了解だけど、堂々と学術調査に出すお寺の心意気がアッパレだと思いまする!
あまりの迫力にボケーっと見とれていたら、熱心な方ですねえと歓迎されて飲み物まで頂いてしまった。
ただのミイラ好きなんですけどね、すいません・・・
日本最大の妖怪ミイラ、一見の価値ありでございました!
(訪問日:2011年9月)
[一鬼取十宝山大乗院 鬼のミイラ]
珍度:90%
オススメ度:80%
住所:大分県宇佐市四日市3761
電話:0978-32-5290
時間:9:00-16:00
駐車場:あり
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