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【長野】河童の妙薬と生の苦しみ おもしろかっぱ館

再び河童に会いに行きました。
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以前「龍ちゃんのカッパ館」を訪問した際、河童村的施設が全国に存在するということを知り、河童派閥の強大さに恐れおののいたのであった。

今回訪れたのはその全国に点在する河童関連施設のひとつである駒ヶ根の「おもしろかっぱ館」。ご多分に漏れず河童伝説の残る天竜川ほとりの河童施設である。

入館するとまずは天竜川に残る河童伝説のビデオを鑑賞させられる。

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地元小学生が作ったという紙芝居調のビデオがたまらん…。

この地に残る河童伝説を簡単に要約すると以下の通りである。

この地の川奉行であった中村新六様が馬に乗って天竜川へ行った際、その馬の尻尾に河童がしがみついて新六様の屋敷までついてきた。

新六様が屋敷の敷地内に池を作って河童を入れてやったところ、それに恩を感じた河童は「河童の妙薬」の作り方を新六様に伝授する。それは新六様の母親が通風に苦しんでいるのを見たからであった。

そしてその河童の妙薬「加減湯」は諸国に販売され、大正初期までたいへんな人気を誇ったという。

えっ!?実際に販売されてたんかい!?と思わず小学生作・紙芝居にツッコミを入れてしまったこの話のオチ。

なんと、河童の妙薬伝説は実話だというではないか。まさかそんな展開だとは思わず非常に気楽にビデオ見てましたわ。

伝説には多少諸説あるようだが、新六様の尻尾に捕まって屋敷にやってきた河童が妙薬の作り方を教えたという大筋の流れは変わらないらしい。


そしてこの資料館ではその実際に販売されていた河童の妙薬の資料を見ることができるのである。

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当時の薬屋を再現した展示室。

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河童の妙薬「加減湯」を求める全国からの注文書も残っている。朝鮮からの注文もあったようだ。

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当時の薬袋には河童の姿が印刷されていた。

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加減湯で採用していたのはかなりのリアルタイプ河童だな。(若干キモイ)

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「服用中の禁物」として餅、そばきり、生大根、油気が挙げられている。どういう取り合わせなんだろうか?

この河童の妙薬の実物の展示はなく、加減湯は既に失われた薬なのかと思っていたのだが、帰宅後調べていたら「河童の妙薬を作っていた中村家から加減湯の実物が発見された!」というニュース記事を発見した。

噂の調査隊 「カッパの妙薬 実物発見!!② ~本当にカッパはいた!!~」

去年の記事なので、かなり最近まで失われた薬だったんだなあ。痛風じゃないけど、漢方薬マニアなので再販してほしい…


河童の妙薬展示コーナーのほかに、もちろん河童の作品展示コーナーも設けられていた。

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『現代の呪縛』

「現代社会は、無意識のうちに呪縛に陥っていることが多い。朝起きてから、寝るまで一日中呪縛されていると言っても過言ではないかもしれない。呪縛から解放されるには、異質の考えに接する機会を数多く持つことが極めて重要と思うが…。作品は管理社会に縛られるサラリーマンの悲哀を表現したものか。」


テーマが、重い……。

というか、河童関係ない………。


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『自由を呪縛するもの』

河童というモチーフを借りて別の何かを表現しすぎだろ。


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『抜け穴』
「同じ種である人間同士が、生きるか死ぬかの戦いを繰り返しています。万物の霊長どころか「人間の馬鹿ども」としか言いようもありません。知らぬふりのラブラブカッパ、人間の馬鹿どもに自然を追われ「抜け穴生活」です」


な、何を言いたいかよく分からないが、とりあえずハーブティーでも飲んでリラックスしようか…?と思わず言いたくなる謎作品解説である…。


と、ここに展示されていたのは何故か心の歪み、生きる苦しみ、人間の業、的なものを河童の姿で無理矢理表現したと思われる作品の数々なのであった。小学生が作ったのほほん河童の妙薬ビデオとの落差、ひどい。


そんな感じで色々楽しめたおもしろかっぱ館。
確かに、おもしろだわ。


[おもしろかっぱ館]


珍度:70%
オススメ度:80%
公式HP
時間:9時-17時
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/29~1/6)
住所:長野県駒ケ根市下平2426-1
電話番号:0265-81-4767

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