ヌチシヌジガマというありがたいガマに行ってきた！
ありがたさが全く伝わらない写真。
「ガマ」とは沖縄の方言で、洞窟のこと。
既に紹介した普天満宮もそうであるように、沖縄には数多くの洞窟が点在している。
鍾乳洞や洞窟が大好きなわたしとしては本当なら片っ端から行きたいくらいだが、実はガマの多くは先の沖縄戦で防空壕の代わりとして使われていたという過去を持っているのだ。
そのため殆どのガマは内部で人が亡くなっていたり、悲しい過去があったりと、戦争系遺構が苦手なわたしはちょっと行くのをためらっていた。
だがそんな沖縄のガマの中にも「逃げ混んだ人が誰も死んでいない」ありがたいガマがあるという話を聴き、早速足を運んだのである！
それが今回訪れたヌチシヌジガマ。
ヌチは命、シヌジはしのぐ、ということで「命をしのいだ洞窟」という名前を持っているとても縁起の良いガマなのである。
このガマの中では逃げ込んだ300人が誰も死ななかったばかりか子供まで生まれており、更にありがたいのだ。
このガマにはガイドのおっちゃん付きの3000円コースと自分たちで勝手に入る1000円コースが用意されている。
ガイド付きは90分とちと長いので、しきりに3000円コースを勧めてくるおっちゃんとの攻防戦の末我々は1000円コースでガマに入ることになんとか成功した。
ちなみに靴やライトは借りることが出来るぞ。
ガマの入り口はこんな感じ。予想以上に小さい！！！
こんなところによく隠れたな～と感心せざるを得ません。
中に入ると当たり前だけど真っ暗！！
普段行っている観光地の鍾乳洞などでは体験できないような暗黒世界が広がっております。
借りたライトの光源ではかなり頼りないぞ～こりゃ。
足元には水が溜まっており、深いところだとふくらはぎ位までの水位があった。
足元は相当悪く、思った以上にハードな行程。
足をむき出しで行ってしまったので、至る所で足を削りまくるわたし＾＾＾いてえええ
おっちゃんからハブを退治する用として貸して貰った(オソロシイ話だ)棒で身体を支えながら必死に歩いていく。
最早その姿はアマゾネスのように凛々しいのであった･･･。
触れると金運が高まるキラキラ石や
触ると頭が良くなる脳みそに似た石などもある。
ゼェハァヒィヒィ言いながら歩き続けること約30分･･･
地上が見えたぞーーーーー！！
疲労困憊。がんばりました。
靴を返しに戻ると、「女の人のグループは怖がって引き返してくる人が結構いるから戻ってくるかと思ったよ～」とおっちゃんに言われたよ。フフフ･･･舐めて貰っちゃ困るぜぇ･･･
とは言え想像以上に険しいので、足にかさぶた作りたくなければ長ズボンで行きましょう。
ちなみにここヌチシヌジガマは修学旅行生御用達の平和学習スポットなので、秋頃は混むことが予想されます。インディージョーンズ気分を味わうならそれ以外の季節がいいかもね！
(訪問日：2013年9月)
[ヌチシヌジガマ]
珍度：60％
オススメ度：90％
住所：沖縄県うるま市石川嘉手苅(住所は大体の場所です。実際は緑の矢印付近)
TEL：090-4517-1758(ヌチシヌジガマ探検ツアー事務所)
料金：(90分ツアー)3000円，(入場のみ)1000円
ツアー開催時間：10:00-，14:00-，19:00-(各90分。これ以外の時間でも他に人がいなければ開催してくれる模様)
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