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【栃木】米とぎは慎重に! 鍾乳洞・源三窟

鍾乳洞・源三窟へ行ってきました!
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ここ源三窟は壇ノ浦の戦いで負けた源義経腹心の家来・源有綱が隠れ住んでいたと伝えられている洞窟。
明治43年の開業時は有綱の祖父である源三位頼政の名から「源三位穴」という名前だったそうだが、のちに改名されたそうだ。

壇ノ浦で負けた有綱たちは頼朝軍から逃げ、落人として仲間達と共にこの洞窟の中で虎視眈々と再起を狙っていたのだという。
だがしかし、ある日洞窟内の滝で米をといだことによりそのとぎ汁が外へ流れ出て頼朝軍に発見されるという事案が発生。

それが原因でそのまま有綱たちは無念の最期を遂げたそうだ・・・。

紛う事なき粗忽者である。
そりゃぁ無念だろう。死んでも死にきれんわ。

その源三窟に向かうにはまず階段を上らなければならないのであるが、その道中でなぜかやたらと応援された。

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出だしはまだまだ余裕さ。

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突然人生を応援されたり

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ごちそうさん!と言われたり

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最後は人生ご苦労さん。

熱烈応援は嬉しいが、人生終わった感満載である。

そして源三窟の入り口はこんな感じでなかなかカッコイイ
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早速突入してみると、

突然現れる一休!

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あまりのテイスト違い&明治43年の開業時はおろか昭和の頃だって絶対なかったであろう後付け感に目を奪われます。

すると突然、一休が先ほど書いた源三窟の歴史を喋り出しました。

一休「源有綱はこの源三窟に隠れ住んでいたんだけど、米のとぎ汁が洞窟の外に流れ出たせいで発見されてしまったんだよ(^^)
僕なら無洗米を使うけどね~~~!!」

『『『僕なら無洗米を使うけどね~~~!!』』』

さ、さすが一休さん、とんちがうまいや・・・!!

公式サイトによると2011年に人形を総入れ替えしたらしいので、これは確実に「無洗米」を言わす為に一休を後付けしたな。

誰が上手いこと言えと。

哀れ有綱、さえないミスで命を落とした挙げ句、800年ののちにも馬鹿にされていようとは・・・。

さて一休を通り過ぎ今度こそ穴の中に足を踏み入れると、武者の人形が現れました。

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やっぱこれだよ~このテイストだよ~。一休はツヤツヤすぎたわーー。

そしてこの流れている滝こそが、かの「米洗いの滝」である。米、洗っちゃってますね。
当時は稗や粟が主食だったらしいけど、村人たちは自分の身を守って貰う代わりに有綱たちに米を献上していたりしたんだって。

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食べ物も豊富で意外と結構楽しそうな洞窟ライフ。
まあ、このあとやらかしちゃうんだけどね・・・・・・。おとなしく稗食べてりゃよかったものを・・・。

洞窟自体は小さめなのだが、かなり天井も低かったりしてなかなか洞窟らしさを味わえました!

最後に鍾乳洞のマストアイテム・賽の河原があった。
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「無念の霊魂が来世での天下太平を願い念仏と共にこの河原を渡り歩いていったのだろうか・・・」
ここの賽の河原はかなり重めですな・・・。

鍾乳洞を出ると宝物館がありました。

おそらくこの宝物館で一番の目玉商品はコレでしょう!
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なんと、亡霊が憑いていたという曰く付きの鎧でございます。
これは洞窟内で発見されたもので、なんでも以前この鎧を撮影したところ亡霊の姿が写り込んでいたそうな・・・。

外へ出してからはそういった怪奇現象は報告されていないらしいけど、もしかしたらここで写真を撮ると米を持った有綱が写るかも知れませんよ。

源三窟、色々小ネタが盛り込まれていて満足度の高いスポットでした!
塚田歴史伝説館と源三窟にはしっかり作り込まれたクオリティの高さを見せつけられたぜ・・・さすが東照宮のお膝元!

(2013年9月)

[源三窟]
珍度:70%
オススメ度:80%
公式サイト
営業時間:(4月~11月)8:30-17:00
(12月~3月)9:00-16:00
入場料:(大人)600円
駐車場有り

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