5件目となる伊豆珍スポット記事ですが、わたくし的にはここがこの旅一番のイチオシ珍スポット!「駿河湾深海生物館」です。
やはり伊豆は観光地という土地柄か珍スポットとはいえ派手派手しい場所が多いのですが、ここはなかなかのヒッソリ感で「人なんて来なくていいっすよ」という卑屈さが漂ってくるところに心がくすぐられる。(※私見です)
しかし、行くこと自体が非常に難儀!!!!
土肥金山から車で向かったのだが、山道を実に45分ほどひたすら走り続ける苦行な・・・。グンマーの山で慣れているとは言え、なかなかツラかった。
もしかしたら夏場は海水浴ついでに行けたりする場所かも知れないけど・・・大雨の冬の日に行く場所ではなかったです^^しかも濃霧だった。ラッキーすぎる。
そしてやっとこさ到着すると、まず日露友好の像なる全裸の像が私たちを出迎えてくれました。
どう見てもウホッですな。
友好とは便利な言葉だありがとう。
土肥金山の全裸左右衛門に続き、全裸によく遭遇する日である。
そして入館すると、館内はNO暖房……ヨッ!エコだね!!^^^
この深海生物館は戸田造船郷土資料博物館に併設された建物で、博物館ではここ戸田の地とロシアとの友好の歴史が学べるのです。
なんでもあの有名なプチャーチンが船を難破させ、ここ戸田で修理したことから日本の造船の近代史が始まっているそうな。いやー知らなかった!
深海生物館だけでなく、この造船郷土歴史資料博物館もなかなか見所があるので一見の価値あり。
そして造船博物館のあとはお待ちかね深海博物館ですぞ!!
ドンッ
入るなりこの素晴らしい深海ワールドが爆発しております!
画面中央を悠々と泳いでいるのは「さけがしら」。
残念ながら、まずいらしい。
さけがしらに続き、いくつかわたしの琴線に触れた深海のお友達を紹介していきたいと思う。
まずは
オオホモラ。
見た目はカニカニしいのに、なんだか名前だけでじわじわ来るものがある。
しかも(メス)。
名前と見た目からこんなにもメス感を感じ取れないのもすごい。
というかそもそもホモラ科とは一体???
(見た目の通り、カニの仲間らしいが)
続きまして
ブンブクチャガマ科 ブンブクチャガマ。
情報量がゼロである。
「今更言うまでもないが、わたしがブンブクチャガマである」
と言わんばかりに堂々とブンブクチャガマは台の上に鎮座ましているのであった。
ここでは無知なる者にわざわざ手を差し伸べるようなことはしないのである。
これこそがブンブクチャガマだと知ったその瞬間から、これはブンブクチャガマなのだ。そう、これがブンブクチャガマなのだ。
続きまして
ヘラツノザメ。
顔のもの悲しさはさることながら、
えーっと、
気にならない人いないと思うんだけども、
これは、
何ですか?????
この伸縮性のありそうな、伸ばして手を離したらビヨヨヨ~ンとなりそうなこれは・・・
アレですか???
それとも、深海から引き上げられて思わず飛び出た腸か何かですかね????
お恥ずかしながらわたくし、魚に限らず生物学にはとんと疎いものでよく判りませんのですわ。
もしこのビヨ~~ンの正体をご存じの方いらっしゃいましたらぜひご一報を!
あ、ちなみに「ヘラツノサメ 交接器」「ヘラツノサメ 陰茎」「ヘラツノサメ ちんこ」で検索してもよく判らなかったよ^^^
最後のお友達は、
アオミシマちゃん。
これはもう説明の必要ないでしょう!!ファニーすぎる!可愛すぎる!!
もちろん、やらざるを得ないのであった。
こ~んな感じで軽くご紹介した深海生物博物館ですが、ほんとにここに載せたのはほんの一部の深海生物だけ。
実際は約300種の深海のお友達が展示されているのです。スゴイ、スゴすぎる。
とにかく見たことないお魚がた~~~~くさんで、想像していたよりもずっとポップで楽しかった。
もっとグロテクスクでオゲエエとなるかと思いきや、深海生物の面白さに笑いが止まりませんぞ。
ただし、帰り道にたくさん立ち並んでいた魚料理屋さんに入る気は全くしなかったけどね・・・。
(訪問日:2012年11月)
[駿河湾深海生物館]
珍度:90%
オススメ度:90%
公式サイト
住所:〒410-3402 沼津市戸田2710-1
開館時間:9時-16時30分
休館日:水曜日・祝日の翌日・年末年始
入館料:大人 200円/小・中学生 100円
駐車場有り
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