トイレには~~それは~それは綺麗な~~女神様が~いるんやで~~~♪
この曲が流行ってから早数年。
伊豆極楽苑からほど近い場所にこのトイレの神様がいると聞き、余った時間で参拝してきました!
長々とお送りしてきました「伊豆珍スポット巡り2012」最後の地は、明徳寺の『うすさま明王堂』でございます。
入り口のところに「東司の護神」の文字が。
「東司(とうす)」は禅宗における「トイレ」。
そう、この「うすさま明王」こそがトイレの神様なのです!
どんな女神様なのか、そのご尊顔を拝みたい・・・。
ここ明徳寺ではうすさま明王(烏枢沙摩明王)を仏像や仏画では表していなかったので、ウィキペディアから画像をお借りしてくることに。
毎日トイレを磨くと綺麗になれるというほど美しい女神様とは一体どんなお姿なのでしょう?
トイレ~には~~
それは~
それは綺麗な~~
@wikipedia
めがみ、さま??????
ごめんなさい、人違いでした。
綺麗かどうかはきっと見る人の感性なので置いておくとして、とりあえず女神様ではなさそうですね。
同じトイレの神様でも、大流行した歌の人はうすさまさんではなかった模様。失礼いたしました。
日本には宗教入り乱れてたくさん神様がいますから、こういう人違いも起こりえますな。
ちなみに、「寺なのになぜ神様なの?」と思うかも知れませんが、インドに元々いた土着の神様があとから出来た仏教に取り込まれたからです。
名前に「~天」「~明王」とついている仏教の神様は元々インドの神様だった人たちでっせ。
さてさて、このうすさま明王がなんで珍スポかというと、入り口にさっそくこんな岩が。
男根である。
トイレの神様はつまり下半身の神様、「シモの病気になりませんように」と拝まれる対象だったんだって。
そもそも、このうすさま明王は元々インドの火の神様でした。
そして「火は不浄なものを焼いてくれる!」という信仰から、不浄な場所代表・トイレの神様に昇格。
更に「トイレの神様は下半身を守ってくれる!」という信仰から、下半身の神様に昇格。
うすさまさんの職歴 : 火の神様 → トイレの神様 → 下半身の神様
・・・・・・これは昇格ですかね??????
どうもどんどん位が下がっているような気がしてならないが(罰当たり)、現在では妊娠・出産の手助けもしてくれるオールラウンドな神様なのだ。
そして先ほどここのうすさまさんは仏像や仏画ではないと言ったが、そのご本尊がコチラ。
今再びの男根である。
そしてその手前には古めかしい雪隠が。
さすがトイレの神様、本尊の前にトイレがあるとは珍しい。
んで、このご本尊の横には「おさすり おまたぎ」の文字があり、とにかく触って跨げと指示されていた。
さするとその箇所の病が治ることで有名な仏像・びんずる様などの例がある「おさすり」はまあ解るとして、「おまたぎ」とは・・・?????
困惑しつつ、とりあえずまたがらせていただいた。
のだが。
のちに、これは過ちだったと判明。
帰宅後、ここを訪れた他のブロガーさんの記事を見ていたところ、
なんということでしょう、みなさん本尊前のトイレをまたいでいるではありませんか。
本来またぐべきはこの
トイレ部分であった。
やべーよ・・・・・・我々なに跨いじゃってんの・・・・・・。
トイレが写り込んでいる写真がこれしかなかったところからも、ないがしろにしてる感バクハツ。
暗くて説明とかが良く見えなかったのか、な?
そういうことで、許していただけないか、な・・・?
うすさまさん怒ったら怖そうだし、シモの病気に襲われるのではないかと戦々恐々としています。
それだけはどうかご勘弁を・・・。まだ一応20代女子ですから・・・・・・。
とにもかくにも、申し訳ありませんでした。
皆様、もしわたしがハルンケアとか飲み始めてもそっとしておいてください。
(訪問日:2012年11月)
[明徳寺(うすさま明王堂)]
珍度:60%
オススメ度:50%
住所:静岡県伊豆市市山234-1
拝観料無料
駐車場あり
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