父の実家のご近所、龍ちゃんのカッパ館へ。
館長の龍ちゃん&カッパと。
わたしはどちらかというと天狗派なので天狗関係の場所はよく行くのだが、河童系スポットはここがほぼ初。
入館してさっそく衝撃の事実が明らかとなった。
世界の河童村一覧と河童サミット開催記録!
なんと河童村は全国どころか世界中にあり、毎年各地で河童サミットなるものが開催されているというではないか!!恐るべし、河童派閥。
時には有名人を呼んで講演会をすることも。
吉村作治・・・「クレオパトラは河童を見たか?」というトークテーマに無理矢理感を覚えて仕方ない。聴いてみたかった。
なんといってもここ龍ちゃんのカッパ館がすごいのはカッパのグッズ所蔵数。
その数なんと一万点以上、ギネスにも登録されているのだ。
わーい、カッパ界初のギネスだね。
館内には様々なカッパグッズが所狭しと並んでいる。
これはワールドカップをカッパで再現したもの。
観客も全員カッパ。スポンサーが龍ちゃんのカッパ館だったり静岡のローカルテレビだったり、芸が細かい。
龍ちゃんのカッパ館の展示品は既製品もあるけど、こういった一点もののオリジナルカッパグッズがとても多いのが見所だ。
カッパの楽器隊も。
美空ひばりとカッパがコラボしているなんて、どういうことだろう?と思ったが、よく見てみると
これ、人間じゃね???
気になって龍ちゃんに「これってカッパですか?」と聞いたところ、「いや、皿を被せてカッパにしたんだよ!」と爽やかに言われた。元々人間のフィギュアだったが、龍ちゃん自らカッパに仕立てたようだ。
龍ちゃん曰く、
「皿を乗せればみんなカッパだよ!」
とのことだった。
なんという名言。その発想はなかったわ。恐るべし、カッパマニア。
二階へ上がる階段の横には大量のカッパ根付け&ストラップ。
世の中にはこんなにカッパストラップが販売されているのかと驚かされる。
中には、龍ちゃんの顔をしたものも。なんとも言えないシュールさだ。
大量に飾ってあったカッパの絵の中でも特に印象的だったのが、色んな画家さんが描いた龍ちゃんのイラスト。
全部見事にカッパになっている。
それにしてもみんなソックリ。
一点ものの作品たちは全てプロの方々に頼んで作ってもらっているので、全てクオリティが高い。カッパ美術館的な意味でも楽しめる。
中には「あかん奴」も・・・。
これは奥さんが作ったぬいぐるみだそうです。可愛い~!
こちらはまたしてもカッパ詐称罪に引っかかりそうな作品達。
明らかに疑わしいので「これも自分でカッパにしたんですか?」と訊いたところ、やはり「そうだよ!皿を乗せればみんなカッパだからね!」と明るく返してくれました。期待を裏切らない。
そして同行していた私の母に何故か「お嬢さんも皿を乗せればカッパになれますよ」とカッパへの勧誘をしていてクソワロタ。別にカッパになりたいとは言ってないぞ??^^^
こちらの木像はあんまりカッパっぽくないけど、これもカッパですか?と訊いたところ、
「カッパだって言って持ってくるからカッパなんだろうね。売れないとカッパだって言ってうちに売りに来るから困るよぉ~」とのこと。完全にカッパなら何でも買うと思ってカッパマニアの足元見てる!
しかも著名な作家さんの作品らしく、お値段一体500万だそうです。ひょえええ~~~!しかも他にも同じ作家さんの作品がいくつかあった・・・合計いくらなのかしら?
「困るよぉ~」と言いながら買ってあげちゃう龍ちゃんめっちゃいい人だけど、みんなカッパという弱みにつけ込んで無理矢理買わせるなよ!?(と言いつつ、最近カッパグッズを見かけるとこれ龍ちゃん買い取ってくれるかな?とついつい思ってしまう)
カッパ館は龍ちゃんが完全なるオモシロカッパおじさんすぎてとても楽しかった。カッパ好きじゃなくても帰る頃には間違いなくカッパのことが気になっている自分に気づきます。
更に、カッパ館への道には龍ちゃんが設置した様々なカッパ像が点々と置いてあり、それを探しながら帰るのも楽しみの一つ!花屋の前には花を持ったカッパ、ジムの前にはグローブをはめたカッパなど、カッパ探しに精が出ます。遊び心に溢れた龍ちゃん、いつまでも元気にカッパ集めを頑張って欲しいな~。
(2014年11月)
[龍ちゃんのカッパ館]
珍度:90%
オススメ度:100%
公式サイト
開館時間:10:00-17:00/年中無休
入館料:大人300円、子供200円
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