今回は岐阜を代表する珍スポット・養老天命反転地をご紹介します。
実はこの養老天命反転地、珍スポットであるにも関わらず「る○ぶ」「ま○ぷる」といった超一流観光雑誌にもででーーーんと掲載されている有名観光地。
名だたる珍スポハンターの皆さんは勿論訪問していますし、嵐の大野くんも取材で訪れるなどまさに珍スポ界の星!
ずーーっと前から訪れたくてウズウズしていたのでありました。
そしてきたる2012年2月、満を持して魅惑の王国・養老の地へ向かう運びとなったのであります。
まず入り口でヘルメットと運動靴のレンタルが可能です。
まだ20代前半の滝ガールを自負するわたしにはそんなものは不要じゃ!!!!!
ということで軽くスルー。
でもあとで後悔します。
中に入ると、なんともまあ独創的な建造物の数々。
私の心はわくわくてかてか!
恋いこがれてた養老天命反転地・・・いざゆかん!!
・・・・・・と、意気揚々と園内へ繰り出したわたしの心はすさまじい早さでバキバキィッグチャアッと砕け散ったのであった。
噂には聞いていたが、まったく平坦な場所がない地面に悪戦苦闘。
全然・・・楽しくないや・・・・・・ハハハ・・・・・・
しかも岐阜の2月の天気はサイコーだった。
あーーーーいい天気だなーーーー。
地面もよく滑るし最高のスキー日和だなーーーーー。(棒読み)
そして凡人には意味不明な造形物、もといパビリオンの数々。
こーんなんとか、
こーんなんとか、
こーんなんとか。
写真見るとちょっと楽しそう^O^
でもね、全然たのしくないよ^O^
これほんとーーうに苦痛でした。
「極限で似るものの家」だの「白昼の混乱地帯」だのいうあわや厨二病ですか・・・?な名前がつけられた建造物群を入っては出て入っては出ての繰り返し・・・
滑ってこけそうになりながら必死に坂を上ったり下ったりしてその先に意味の分からん造形物がただ現れるだけの無限トライアルな・・・。好きこのんでなぜそんなことをするのですか?(お前が言うな)
だがしかし、珍スポットの中の珍スポットであるということだけは認めざるを得ないであろう。
あとパンフレットの説明文もぶっとんでたから一部抜粋。
「白昼の混乱地帯の中では常に、人であるより肉体であるよう努めること」
「宿命の家や降り立つ場の群れと呼ばれている廃墟では、まるで異星人であるかのようにさまようこと」
「切り閉じの間を通るときは、夢遊病者のように両腕を前へ突き出し、ゆっくりと歩くこと」
う、うわああ・・・・・・・・・・・・
もはや、いやな気持ちになるレベルの珍スポである。
こんなこと忠実に守る人いるのですかね???????いるなら多分ここの住民だわ。
あと、最初の建築物である養老天命反転地記念館ではこのぶっとび建築を作り出した荒川修作さんのビデオが流れていたんだがまたこれがね・・・。
氏は死なないことを目的として、死を「反転させる」という意味でこの養老天命反転地を完成させたらしく、それについて語るビデオが流れているのだが・・・
「年を取らない子供たち」だかなんだかについて語ってて、これまた凡人には理解できそうにない内容でゾゾ、ゾゾゾゾワァ。
このゾワゾワ感は本物の珍スポットですなあ。
ちなみに荒川氏はWikiPediaによると「2010年5月19日、ニューヨーク市内の病院にて死去。73歳没」。多くは語るまい・・・
なかなか養老天命反転地さんに怒られそうな記事と相成りましたが、珍スポット好きとしては絶対押さえておくべき場所なのは間違いないです。
でもいろんなサイトや超一流観光情報誌で紹介されているように「想像力を使って遊ぼう!^o^」みたいなところなんですかね・・・ここは・・・・・・。
とにかくわたしがこの記事でもっとも伝えたかったことはこれなのである。
どうも世間の評価とわたしが実際に持った感想があまりにも乖離しているようなのだ。
ただわたしが楽しむことのできない駄目人間なだけだろうか?
それとも天候があまりに悪すぎたのだろうか?
しかし楽しいテーマパークかなんかと思って行くなということだけは伝えておきたい。
ここは単なる子供の遊び場じゃねえぞ!!!!!
(訪問日:2012年2月)
[養老天命反転地]
珍度:100%
おすすめ度:70%
公式サイト
開園時間:午前9時~午後5時(入場は午後4時半まで)
休園日:月曜日(祝日の場合はその翌日)及び年末年始(12/29~1/3)
入場料:(大人)710円
駐車場:あり
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