本日は数年前から少しブームになっている(のか???)キャニオニングに挑戦したときの記事でござる。
正直珍スポでもなんでもないけど、誰もがやりたい遊びではないという観点からご紹介。
キャニオニングは簡単に言うと、「生身の身体のまま滝を落ちる遊び」でございます。
まあ概要だけで既にクレイジーな香りがぷんぷんしていますが・・・。
滝好きな私としてはぜひともやりたいと前々から思っていたのです。
このキャニオニング、滝さえあればできる遊びなので、全国で行われているらしい。
群馬は川も滝もたくさんあるからキャニオニングも色んな所で行われているようだけど、今回は四万温泉近くのグリーンディスカバリーにお世話になりました。珍宝館と命と性ミュージアムに行った日に伊香保温泉に泊まり、その翌日向かったのである。
私が行ったときは他グループの方々と合わせて総勢15人くらいだったかな。
まずスウェットスーツ+ヘルメット+浮きを装着すると、ジャングルか?というような場所を通って川上に連れて行かれる。
まだ元気なわたしたち。
後ろに見切れているが、川と言っても小川ではなくガッツリ流れのある大きな川。
そして早速、「落ちてくる大量の水をくぐる」というイベントが開催される。
ほんとになんの心構えもない内から「あそこをくぐれ」とだけ指示され、「えっえっ」となっている間に無理矢理轟々と落ちてくる水をくぐらされるのである。
くぐらされた大量の水の実際の写真はこれなのであるが、
写真で伝わるだろうか?
この水の水量・水勢たるや、顔面が変形するのではないかと思われるレベルである。
「たすけてええええええええ」
と、開始5分も経たない段階で叫ぶことになるとは、予期せぬ自体であった。
しかもくぐらされたあと、また再びこちら側に出てくるというTHE・無意味な苦行。
未だになぜあの水をくぐらされたのは定かではない
そして勿論、こんなものは序章にすぎないのである。
このキャニオニングのメインエベントは「滝下り」。
しかも1つではなく、一難去ってまた一難と言わんばかりに次々と滝が現れる。
キャニオニングに挑戦する前のわたしは、滝は滑り台のように滑り落ちることができ、綺麗に水面に着地するものだと思っていた。
実に愚かである。
まずこちらの写真をご覧いただこう。
左手前にある青い物体が、人間の頭である。
この写真だけで、なんとなくこの行為の恐ろしさが伝わるのではなかろうか。
そう、滝は綺麗に滑ることなどできない。
下ろうとした瞬間その濁流に呑み込まれ、そのまま滝壺まで真っ逆さま。
そして滝壺に一度入ると、暫く浮上することはできない。
俗に言う、溺れているという状態である。
もがき苦しみ、やっと水面に出ることができるのだ。
もがき苦しんでいる間、わたしは間違いなく「あ、死んだわ」と悟った。
ここまで明確に死を感じたのは初めてである。
滝壺へ落とされ、溺れ、身体は完全に冷え切り、足裏の感覚は麻痺し、また再び落とされるという、これぞまさに無間地獄。
伊豆極楽苑でこんな地獄紹介されてなかったかしら・・・。
ラスボスは8メートルの大滝だったのだが、わたしが行った日は雨の為増水しており落ちることが出来なかった。
命拾いした。
そんな感じで、翌日は打ち身と筋肉痛のダブルパンチ。階段を上るのも必死でした。
しかし当時の日記を見てみると、「来年もまた行きたい!」と書いてあるので、苦しみだけではない何かがあったようである。(だが再訪はしていない)
まあ色々書きましたが、危ない遊びではなく(おそらく)、子供も参加できるのでスリリングな体験をしたい方にはオススメ!
機会があれば・・・また・・・行くカナ・・・・・・
(訪問日:2011年9月)
[キャニオニング]
珍度:30%
オススメ度:60%
[GreenDiscovery](キャニオニングベース)
公式サイト
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